これは無茶なダイエットに取り組んでいる人、全員にお話ししたいことです。恐らく無茶なダイエットに取り組む人というのは、「切羽詰まっている状況で、一刻も早く痩せたい!」と考えている人がほとんどではないでしょうか?
ですが、急ピッチで進めたダイエットの大半は、その後で大きくリバウンドしてしまう危険性も高いです。それを見ていると「勿体ないなぁ」って思うんですよね。どうせ同じくダイエットをするなら、痩せやすい身体へと進化してみませんか?
というわけで今回は痩せやすい身体作りの秘訣について書いていきたいと思います。
スポンサーリンク
目次
太りやすい体質は遺伝する!?
よく「太りやすい体質は遺伝する」なんて聞いたことがありませんか?詳しいパーセンテージや科学的な根拠についてはわかりませんが、親子が似るのは遺伝子レベルの話で当たり前のことですから「親が太っている=自分も太りやすい」というのも、あながち間違いでもなさそうです。
しかしそれは数多くある原因のうちの1つにしかすぎず、決して大きなウェイトを占めているというわけではありません。育ち方による生活習慣に起因している部分はあるかと思いますが、基本的には本人の気持ちの持ち次第です。
腸内環境のあれこれ
デブ菌を減らそう
例えば最近「デブ菌」って言葉もよく聞きませんか?これは腸内に生息している悪玉菌を意味している言葉で、悪玉菌が多いと太りやすい体質だと言われています。
メカニズムとしては悪玉菌が多いと便秘になったり代謝が落ちるので太りやすくなるという、非常に分かりやすいものです。そして腸内には悪玉菌の他に「善玉菌」「日和見菌」と呼ばれる菌も生息しています。
痩せやすい体質というのは善玉菌が悪玉菌を上回っている状態を言い、いかに善玉菌の勢力を強めるかということが重要です。
腸内環境を整えるには乳酸菌が有効
では善玉菌の勢力をどうやって強めるかという話なんですが、1番分かりやすいのは「乳酸菌」を摂ることですね。ヨーグルトなんかで手軽に摂れるうえに、その効果の高さは抜群に高いです。
乳酸菌にも色々と種類があって、例えばビフィズス菌なんてものも有名だと思うのですが、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を生成してくれます。悪玉菌が活性化するのはアルカリ性の状態だと言われているので、乳酸や酢酸などの力で腸内環境が酸性に傾くことで悪玉菌の勢力が弱まるというわけです。
よく「酸っぱいものが身体に良い」とされているのは、ここに理由があるのかもしれませんね。ちなみに乳酸菌は生きたまま腸に届くことによるメリットも当然ありますが、例え死滅していても腸内の善玉菌のエサになるというカタチで腸内環境を良くしてくれるので、特に気にする必要はありません。
痩せやすい身体=理想の腸内フローラを作ること
腸内フローラというのは善玉菌や悪玉菌、日和見菌が生息している様子のことを指していますが、痩せやすい身体になるには理想の腸内フローラを形成するのが望ましいです。
俗に言うデブ菌を大人しくさせる腸内環境作りですね。理想的な比率は「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」とされています。日和見菌は「善玉菌と悪玉菌の有利な方の味方になる」という面白い特徴があるので、悪玉菌を上回る善玉菌さえ手に入れば問題ないでしょう。
腸内フローラは人によって面白いくらいに違うので、もしかするとあなたの近くにいる理想のスタイルをしている人や憧れのモデルさんたちは、理想の腸内フローラを持っているのかもしれませんね。
スポンサーリンク
筋肉のあれこれ
筋肉が多い=太りにくい
太りにくい身体作りという観点からすると、最も効果が高いのは筋力トレーニングです。筋肉には速筋と遅筋という2種類の筋肉があるのですが、速筋と呼ばれる筋肉は総じて燃費効率が悪いことで知られています。
ここでいう燃費効率が悪いというのは「同じ食べ物を食べても、すぐエネルギーを使い切ってしまう」という意味になるので、言い方を変えると太りにくい身体と言えるでしょう。
よく「太りにくい身体は手に入れたいけど、ムキムキになるのは嫌だ」という女性が多いですが、男性ならともかく、女性がムキムキになるのは相当難しいです。よほど綿密なトレーニングと徹底した栄養管理をしない限りはムキムキになんかなれませんので、そこまで気にする必要はないと思いますよ。
有酸素運動で痩せる
一方で「有酸素運動をしましょう!」というダイエット方法も少なくありませんが、あくまで痩せやすい身体作りという意味で言うと、有酸素運動は痩せやすい身体作りには直結していません。
意外に思われる方も多いかもしれませんが、例えばマラソン選手を想像してみてください。マラソン選手たちは「少ないエネルギーで長時間動けるような身体」になっています。長い時間と距離を走り続けられる身体です。これは「少ないガソリンで長距離を走り続けられるハイブリッドカー」のようなものです。
ここまで書けば、あとは大体想像がつきますよね?有酸素運動は続けることで動いた分のカロリーを消費するというものなので、決して痩せやすい身体にはなりません。そのため「ダイエット中だけ有酸素運動を頑張る!」というのは、あまり意味が無いように思えます。
しかし健康の維持のためには欠かせない事項でもあるので、ダイエット中だけとは言わず、ずっと継続していく事項として有酸素運動を取り入れるのは大いにアリだと思いますよ。
まとめ
- 痩せやすい身体は幾らでも作れる
- 腸内環境の改善+筋トレで痩せやすい身体を作ろう
- 痩せるペースを早くしたいのであれば、有酸素運動も取り入れると〇
リバウンドしないダイエットをするには、痩せやすい身体を作るのが効果的です。そうすることで、普段通りの生活をしているだけなのに太りにくくなるでしょう。
もしダイエットをしていて少しでもペースを速めたいという場合は、食事を削るのではなく有酸素運動を取り入れるのがオススメです。運動を取り入れることで身体全体にプラスになりますから、より健康的に痩せられるはずですよ。